【メディア情報】NEXT2010年5月号 武藤敬司×桑原弘樹 対談

澤木一貴が理事を務める、NESTA JAPANは全日本プロ・レスリング株式会社の選手・スタッフに対して『NESTA-PFTゼミコース』の開始を発表いたしました。これに伴い、全日本プロレス社長の武藤敬司選手と、NESTAアドバイザーで、グリコパワープロダクションの桑原弘樹さんが対談を行い、NEXT(クラブビジネスジャパン発行)に掲載されました!

私は、インタビューと記事の構成を考えさせていただきました。それではここに対談のロングバージョンをご紹介させていただきます。

武藤敬司(全日本プロレス社長) × 桑原弘樹(NESTA PDA)対談
「武藤敬司が語るパーソナルトレーナー~私が選んだNESTA-PFT~」

 ■プロレスラーによるパーソナルトレーニングの可能性

桑原「武藤さんと私は、ゴールドジムさんなどで武藤塾を展開してきました。次のステップとして、選手が指導できたらどうだろうという話から、若手を中心とした選手にNESTAのライセンスを取ってもらい、ビジネス展開しようという、このプロジェクトが始まりました。」
武藤「プロレスは力道山の頃をマックスとしたら、右肩下がりというか、決して景気は良くない。そんな中、『武藤敬司』がいなくなったとしても全日本プロレスという会社が成り立つような仕組みづくりをしたい、その一環ですよね。プロレスって365日中365日やっているわけではないから、選手の違った可能性を追求したいな、組織として。」
桑原「プロレスラーたちが持っているカラダづくりのノウハウは一般人の健康づくりにものすごく役に立つと思うんですよ。」
武藤「最初は珍しさでお客さんがついてもいいと思うんですよね。徐々に選手も接客について勉強していって人間としての器量があがっていったらいいな、と。」

■NESTA教育プログラムの魅力

桑原「NESTAのプログラムはカラダの知識だけでなく、接客方法についても学びます。例えば、留守番電話のメッセージの入れ方までやるんですよ。」
武藤「へー、それはおもしろい!うれしいですよね、そういうことをしっかり教えてくれるってのは。」
桑原「カラダの仕組みやトレーニングは、どの資格でも学ぶと思うんですが、それを本当にビジネスに活かせるかどうか そこの部分がNESTAの特徴なのです。」
武藤「選手たちが教える側に立ったとき、さらなる向上を目指すんじゃないかなあ。教わる側の憧れの対象であるようなパーソナルトレーナーになってほしいですよね。まあ、そのためには努力が必要でしょうけど。」
桑原「プロレスラーは人気商売ですから、パーソナルトレーナーに共通するところもあると思います。ですからNESTAの勉強をしていくことは、プロレスラーとしても活かせるところがたくさんあるでしょう。」

■長所を活かす

桑原「武藤さんが全日本プロレスに来て最初にやったのが道場改革でしたね。いかに効率よくレスラーのカラダをつくるかの環境づくりを。」
武藤「アメリカってね、トレーニングすることが当たり前なんですよ。ニューヨークあたりだとワンブロックに1つはジムがあるくらい。そして一般ピープルもカラダができている。それくらいフィットネスが根付いている。だから日本でもまだまだ伸びるんじゃないかなと思いますよ。」
桑原「ええ、その通りだと思います。」
武藤「教わる側の人は、年寄りもいれば、腰痛もちの人もいれば、膝が悪い人もいる。そういう人たちに対して、トレーニング指導できるようになってもらいたいですね、勉強に苦労するでしょうけど、逆に苦労するほどがんばってほしいな。」
桑原「選手にどのようなパーソナルトレーナーになってもらいたいですか?」
武藤「俺は選手を育成するときに長所を伸ばそうと思っているんですよ。短所は目をつぶって。選手は十人十色ですしね。だから、選手にもお客さんの長所を伸ばしていくトレーナーになってほしいというイメージがあります。」

■NESTAを選んだ理由

武藤「ぶっちゃけ、今日も膝の具合が悪くて病院いったんですけど、・・・25年前に知識のない先輩に教えられたトレーニングで壊しちゃったんだよね(笑)。スクワット3000回やって今は膝の軟骨もすり減っちゃって。水も飲ませてもらえず。ガッツはついたかもしれなけど(大笑)。」
桑原「カラダづくりの理屈、科学的根拠が必要でしたね。」
武藤「ガッツはついても、それじゃダメ。カラダを鍛えるのは合理的にしないといけないと思う。」
桑原「僕がNESTAを武藤さんに推薦した理由は、そういった理屈を学べることも含めてですが、フィットネスビジネスを始めるにあたって、まずはパーソナルトレーナーのライセンスを取るべきだと。では何がいいだろうと考えたときに、NESTAというのが一番偏っていないと思ったんですよね。トレーニング理論だけとか、解剖学だけとかだけじゃなくて、接客の仕方だとか、マナー中のマナーをやるわけですよ。世間一般の常識も身につきますし。」
武藤「最近スポーツ界もマナーが欠けてる人もいるからねぇ。逆にそういう輩が出ないようにNESTAで教えてやってくださいよ(笑)。」
桑原「はい(笑)。あとNESTAは日本だけの資格でなく国際的なものですから、全日本プロレスが世界進出をする中でもリンクできるのかなと思い推薦しました。」

2010年2月 全日本プロ・レスリング株式会社にて収録

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