SAWAKI GYM主催「パーソナルトレーナーのためのランニング指導法」にご参加くださいましたみなさま、誠にありがとうございました。
当日、宿題(?)として出させていただいた、アミノ酸関連のチェックテストの解答をお伝えいたします。
1.有酸素運動を1時間以上続けた場合でも、運動後すぐにアミノ酸を摂取したほうが良い。
【誤り】グルタミンが低下した状態では、摂取したアミノ酸は、糖質や脂質と同様に、酸化されエネルギー源として燃えてしまいます。
2.必須アミノ酸は、エネルギー源として重要なので、運動時に摂取したほうが良い。
【誤り】1gの必須アミノ酸はエネルギー源として燃やしても4kcalのエネルギーしか得られません。一方、ジョギング時には、体重(kg)×走行距離(km)相当のエネルギー(kcal)を消費します。(例えば、体重50kgの人が10km走ったら500kcal)
必須アミノ酸はたんぱく質の材料として、身につくように摂取したほうが良いのに決まっています。
3.分岐鎖アミノ酸(BCAA)の機能のうち、一番重要なのは、運動時にエネルギー源として燃焼されることである。
【誤り】BCAAは必須アミノ酸ですので、たんぱく質の材料として、身につくように摂取したほうが良いのに決まっています。
4.必須アミノ酸というのは、たんぱく質の材料としての機能以外に、生命の維持にかかわるような重要な機能を担っていなかったので、進化の過程で自分では作らなくなったアミノ酸である。
【正解】
5.必須アミノ酸を1週間、まったく摂取しなくても命に別状はない。
【正解】
6.グルタミンは、免疫細胞、吸収細胞のエネルギー源となるほか、骨格筋でのグリコーゲン新生、筋タンパク合成の必要条件となっているなど、多彩な機能を持つ重要なアミノ酸である。
【正解】
7.地球上の生物で、グルタミン合成能力のない生物はいないが、それはグルタミンが合成でできないと死んでしまうからである。
【正解】
8.持久運動により全身のグルタミンの需要が増えると、骨格筋は蓄えていたグルタミンを血中に放出するが、それでも1時間も運動するとそれも間に合わず血中濃度は減少してしまう。
【正解】
9.血中のグルタミン濃度が低下した状態では、免疫機能・消化吸収機能が抑制され、インフルエンザなどの感染症にかかりやすくなるほか、下痢にもなりやすい。また、この状態では骨格筋では筋タンパクを分解して血中へのグルタミン供給を優先するので、筋タンパクやグリコーゲンの合成は後回しになっている。
【正解】
10.運動によって減少した血中グルタミン濃度の回復には時間がかかるが、回復前に更に運動負荷がかかると、日常的にグルタミン低下の状態となり、オーバートレーニングシンドロームに陥ってしまう。
【正解】
11.グルタミンは通常の食品からは摂取しにくいが、ウィグライプロにより安定なペプチド状のグルタミンが補給できる。
【正解】
いかがでしたか?ランニングで鍛えていくのと同時に、「回復」にも目を向けてみてください!
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問題を作成していただいたのは、日清ファルマ㈱の鈴木良雄様です。ランニングセミナー開催に多大なるご協力を賜りましてありがとうございました。
SAWAKI GYM代表、NESTA JAPAN理事:澤木 一貴